2006年5月2日火曜日

田舎暮らしの参考書いろいろ



いろいろノウハウを仕入れなくてはいけないと思って山中湖情報創造館(図書館)でお勉強の本を数冊借りた。参考になったこと多々。

1)田舎暮らし虎の巻(佐藤彰啓)
田舎暮らし虎の巻
田舎暮らし虎の巻佐藤 彰啓

文化出版局 2003-03
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「田舎暮らしをしたい人、これからする人、必読の101条!」ということらしい。こまごまとやってはいけないことが羅列してある。まるでモーゼの10戒だが、10どころか101もある。要は田舎のルールを守らないと生きてはいけないということをおどろおどろしく書いてある。気になったのは、やたら別荘地を敵視していること。別荘地は寒冷地にあることが多く冬は住めないとか、中古案件は玉石混合でいい物件も趣味性が強すぎるだとか、夏場はちゃらちゃらした若者が多いとか、景色がよくっても意味がないとかいろいろ。すべからく、農地、それもコメが採れる地域の農地を買って、地元の工務店で建築し、地元の食物を食べて、地元のルールに従って暮らせ、そうしたら地元に溶け込んで幸せになるという。でも別荘地は寒すぎるから駄目だといいながら、東北とか北海道の農家は暖房性能がいいので零下20度ぐらいになっても暮らしやすいとかいっているし、地元のルールを守れば大丈夫だといいながら、最後の方に地元のルールを守っても住民に受け入れられるのには親子三代かかるとか書いてあるし、矛盾する個所がいろいろ。いったいどういう人が書いたのか見てみると、農村雑誌「家の光」の編集者をしていて農水省の委員会の委員を務められているエライ人。はは〜ん、わかった。農村の立場からの視点なのだ。

2)田園生活の教科書
田園生活の教科書—辛口のカントリーライフ入門書
田園生活の教科書—辛口のカントリーライフ入門書斉藤 令介

集英社 2001-04
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これは、カナダ仕込みの具体的なノウハウがいっぱい。熊とかイノシシとの戦い方も書いてある。でもちょっと道具に凝りすぎ。狩猟と釣りが好きな人にはいいかも。除雪機とかチェーンソーとかの工具の説明も本格的。これ全部そろえたら、破産するわ。

3)週末・八ケ岳いなか暮らし

これ以前借りて読んだ本だった。ここに書いた。二度借りするとは惚けはじめだな。


4) 田舎暮らしはつらかった(渡辺瑠海)
田舎暮らしはつらかった
田舎暮らしはつらかった渡辺 瑠海

ロコモーションパブリッシング 2005-09-27
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ははは、女性単身の田舎生活を始めたら一挙に8キロも肥ってしまったそうだ。ストレスによるやけ食いのためだろうか。この人もうじき東京に帰ってくると思う。


いろいろ読んでの感想。田舎暮らしをするなら山中湖が一番いい! 

理由:
  1. 東京から近い。
  2. 夏涼しい。
  3. 自然が美しい。
  4. 冬は天気が良く富士山きれい。零下17度もストーブがあれば平気。
  5. 適度に都会。住民が都会的でスマート(コメが採れないからかな)。ムラ社会に入らなくても生活できる。
  6. 社会インフラが整備されている(水洗化率99%、無料駐車場がどこにでもある、図書館がいい、レストラン・美術館多し)
  7. 虫が少ない。ちょっと上がると夏でも蚊がいない(網戸不要なくらい)。水が溜まらない土壌だからか
  8. 俗悪な店がない(たとえばパチンコ屋なぞ)
  9. 管理業務などの生活サポートサービスが整備されている。
  10. ホテルの食事の出前も頼める。
  11. JRが来ていないので、観光客が比較的少ない。
  12. ヨットもできる。

田舎暮らしにあこがれながら、たいへんそうだな〜と尻込みしている人。本当の田舎などの怖いところではなく、山中湖がいいと思うよ。

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